ウィーンの日本人妻は見た~夫はドイツ人~

平成29年にひょんなことがきっかけでフィリピンのセブ島へ人生初の語学留学と海外旅行をすることになり、その後ドイツ人の夫と出会って、翌年1月1日からウィーンで結婚生活を送っているシータです。ここでは国際結婚(オーストリア)に必要な段取りや手順、ウィーンでの暮らし、不妊治療、トレーニングやボディメイク・スポーツフード、ホームネイルサロンについて紹介していきます!

シータのドイツ語(A1)試験対策勉強編

 

 

 

こんにちは、シータです。

 

3月14日にÖSDのA1ドイツ語試験を受けてきました。

 

ÖSDのBレベルの試験を受けた方々のブログはたくさん見つけたのですが、A1を受けた方の記事はなかなか見つからなかったので、今回記事に残すことにしました!

 

  • 既にA1試験取得済みの方
  • A1を受ける予定のない方

は、今回の記事はすっとばしちゃってくださいね。

 

 試験対策のための勉強法とポイントをまとめてるので、ご興味のある方はぜひ!

 

 

 

 

 

ÖSDのドイツ語A1試験を受けたきっかけ

在留資格取得にドイツ語試験が必要でなかった私は、B1くらいのレベルになったらÖSD受けてみようかな…程度に考えていました。

 

しかしドイツ語A1・2の教科書に載っているコラムを読むたびに、

  • こんな難しいの読めない!
  • ていうか、なんでこんなコラムがA1・2レベルの教科書に載ってるの?
  • これが読めない私はA1以下なのでは…😱

と、勉強してもしても(したつもりで実はそんなにしてない 笑)、

全然自分の成長を感じられず不安になっていました。

 

当のドイツ人夫・マティくんは、たまーにつたないドイツ語を話す私を、その都度過激に褒めまくるので

身内だから私に対して激甘なのか、本当に成長できているのか彼の言葉を信用できず、元々ない勉強のやる気もさらに失いかけていました。

 

 

そんなある日。

同じ日本人妻の友人からA1ドイツ語試験を受けたと報告が…!

そして、

 

めっちゃ簡単だったよ!

ドイツ語学習で色々不安や心配があるなら、一度受けておいでよ!

絶対受かるし、自信もつくから!

 

というお言葉をいただき、実力試しに受けてみることになったのです。

ちなみに外国語試験なんて人生初で、英検すらもってないためとてつもなく不安でいっぱいでした(笑)

 

 

 

ÖSDとは?

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引用:オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験

オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験で、上記6つのレベルに分かれており、ヨーロッパ議会が定める厳正な基準に基づいた国家公認のドイツ語能力検定試験です。

 

どの試験においても、読解・聴解・作文・会話の課題があり、ヨーロッパ共通のレベル基準に準じており、

現在この検定試験はドイツ語能力を国際的に証明する検定試験として、多くの州や大学、教育機関、企業などに認められています。

 

ÖSDはドイツ語のもつ多極性を重視する立場から、試験問題の作成にあたっては、ドイツ語圏の主要3ヵ国(ドイツ・スイス・オーストリア)それぞれの標準語を考慮されています。

 

 

 

シータ流の試験対策勉強方法

試験対策勉強は、日常学習+αでこちらの問題集を解いていました。

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問題集CD付きで€19.80(そこそこ高い?笑)本屋さんで買えますし、ネットでも模擬問題は印刷できます!

 

問題内容は、

  1. Lesen:読む
  2. Hören:聞く
  3. Schreiben:書く
  4. Sprechen:話す

この問題集では4回分の模擬テストが収容されています。

これでA1試験の形式に慣れてしまえば、ほぼ100%の人が合格します!(断言)

 

次にジャンル毎にポイント説明していきますね!

 

 

1.Lesen(読む)

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Lesen Aufgabe1


文章を読み、A~Eの空欄へ1~6で合うものを選択し番号を記入します。

番号は1つのみあまります。

ポイントとして、1~6をすべて読まなくても大文字で書かれたところにほとんど質問の答えがあると思って大丈夫です。

 

 

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Lesen Aufgabe2

左の文章をしっかりと読み、右側の質問に「JA」か「NEIN」にクロスを入れます。

ここは結構読み込まないと、時々ひっかけもあったので注意です。

 

 

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Lesen Aufgabe3

A~Eの文章を読み、文章に合う絵を1~6から選び記入します。

ここも番号は1つ余ります。

 

 

 

2.Hören(聞く)

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Hören Aufgabe1

ここからはCDが必要になります。

CDから番号とともに順番に対話が流れてくるので、A~Fの写真に当てはまる番号を記入します。会話は1回しか流れません。

ここでも写真が1つ余ります。

ポイントとして、会話だけに集中するのではなく、

  • 環境の音(D:レジを打つ音、F:料理してる音など)
  • 会話のすべてを聴こうとするのではなく、端的に単語を聞き取る
  • 男と女の会話なのか、女と女の会話なのか

上記に注意しておけば、ほぼ全問正解できます。

 

 

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Hören Aufgabe2

CDから2回、留守番電話音声のような一人の声が流れてきます。

問題集によって内容は変わりますが、基本的に書かなければならないこと。

  1. いつ:日付・月・曜日・時間(日付は数字で可)
  2. どこで/だれと:ストリートの名前、または人の名字をアルファベットで
  3. 電話番号:数字

を聞き取り記入する必要があります。

 

私は数字の聞き取りと、アルファベットの聞き取りが苦手だったので、ここは問題集と夫に手伝ってもらい何度か練習しました。

問題集の音声スピードの慣れていたら、実際の試験ではとてもゆっくりに感じました!

 

 

Hören Aufgabe3

こちらは1回のみ流れるので、しっかり聞きましょう。

リポーターが上記の質問内容で『Wo gefällt es Ihnen am besten?』と5人の男女に質問をし、5人の男女が答えていく音声です。

音声を聞き、だれが(アフリカ・アメリカ・アジア・ヨーロッパ)についてベストだと言っているのか判断し、クロスを入れていきます。

他にも、

  • Was lesen Sie am liebsten?
  • Wo kaufen Sie am liebsten Brot und Backwaren ein?
  • Was essen Sie am liebsten?

など、その都度質問内容が変わるので、音声を全部聴こう、理解しようとするのではなく「誰が・どれを・一番好き又はベストなのか」という点に注意して聴くと、混乱せずに答えがわかります♪

 

 

 

3.Schreiben(書く)

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 Schreiben Aufgabe1

こちらは自分の情報を書きこみます。

  • Vorname:ファーストネーム
  • Nachname:ファミリーネーム
  • Geschlecht(weiblich/männlich):性別(女/男)
  • Geburtsdatum:誕生日
  • Adresse(Straß+Nr):住所(ストリート+ナンバー)
  • Postleitzahl+Ort:郵便番号+市
  • Datum:日付
  • Unterschrift:サイン

問題によって変わる部分は、

  • Beruf(職業)・Telefonnummer(電話番号)などの追加
  • Ort und datumが、ただのdatumのみなど

あとはほとんど試験でも変わりはないので余裕でパスできる分野です!

 

 

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Schreiben Aufgabe2

 メールの送り主に対して返信の内容を書く試験です。

こちらも試験毎に毎回内容がかわるので、その都度対応した文章を書かなければなりません。

30単語以上を使用し、メールの送り主の質問へ全て回答最後に挨拶で締めなければなりません。

ここでの注意点は、普通に質問だけに答えていたら30単語を超えません。

だからといって余計なことを書いたり、ダラダラ書くことでどこか間違ってしまい、減点対象になってしまうことも…。

 

私が実践したすべてのメールの返信に使えるおススメの文章♪♪

質問では必ず、「いつ空いてる?」や「週末空いてる?」などあなたの予定を聞いてきます。

この質問に対し私の回答はこうです。

Ich möchte am fünfzehnten März gehen / fahren.

Aber Ich habe nur fünf Stunden, weil ich um dreizehn Uhr nach Haus gehen muss.

Tut mir leid.

(私は3月15日に行きたい。でも3時に家に帰らないといけないから5時間しかないよ。ごめんね。)

この「制約付きで行けるよ」という文は、4回分の模擬テスト全部で使えました(笑)

 

問題の内容によっては多少文を入れ替えたり、足したり削ったりもしましたが、基本は「制約付きで行けるよ」スタンスなので間違いは少なくなります。

週末空いてる?の質問に対しては、3月15日というワードを除いて週末に書き換えるだけ、あとはどの問題にも対応できます。

 

なぜ3月15日なのかというと、試験日が3月14日だったので、自分がわかりやすくするためです。

ちなみにこの文だけで、24単語使用

残りの質問は必要最低限の単語を使って文を作ればいいのです(笑)

 

 

 

4.Sprechen(話す)

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Sprechen Aufgabe1

上記から4つの題目を選び、1つの題目に対し3~5文ほど作成しスピーチします。

時間が余り過ぎたら、試験官から質問が飛んできます(笑)

上記以外にも、

  • Sport
  • Freunde
  • Kinder
  • Lieblingsgetränk 

などありますので、自宅や学校でパートナーと練習してみてください。

ある程度、題目にあった文章を暗記していくと楽ですが、緊張して忘れることも十分にありえるので、やはり練習を重ねて慣れることが一番だと思います!

 

 

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 Sprechen Aufgabe2

 写真を一つ選び、上記4つの質問に対し話します

Q. Was sehen Sie?

では、登場人物の髪の色や長さ、何色の服を着ている、絵の中にある名詞はとりあえず答えられるだけ答えます。

 

私は大体1つの模擬に「買い物編」が入っていることを友人から聞き、私も買い物編の絵に賭け、他のシチュエーションは1回くらいしか通りませんでした。

 

そして試験当日、博打をうった買い物編は出ず、

  • 図書館で勉強するカップル編
  • 高級レストランでオーダーをとる美女とスタッフ編
  • 薬局編

でした(笑)

 

 

Sprechen Aufgabe3

選んだひとつの写真の登場人物になりきり、試験管と二人短い対話をします。

どんな質問が飛んでくるかは当日にならないとわかりません。

勉強をする際には、色んなシチュエーション毎にパートナーと練習をし、どんな質問が来ても答えられるだけの文法力と語彙力は必要です。

ただしA1レベルですので、Artikel(der、die、das)(Nominativ、Akkusativ、Dativ)の間違いや発音はさほど気にしなくても大丈夫です。

 

要は、

  • 相手の話してることを理解しているか
  • 質問にあった内容の回答ができているか

というところを重点的にみているそうです。(夫曰く 笑)

 

  • 質問が全く理解できない・聞き取れない
  • 全くとんちんかんな回答を繰り返す、または全く話せない

などは減点対象になると思います。

 

 

 

さいごに…

これらドイツ語試験当日のこと、色々なハプニング特集など、次回ブログでまとめますね~!

 

試験を受けられる方、がんばってください♪

と、今後も一緒にがんばりましょう!!