お久しぶりです、シータです!
前回のブログからまたまた更新の期間が空いてしまいました…。
というのも、不妊外来に行ったことで、色々と問題が浮上したのです(^^;
詳しくは時系列にまとめていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪♪
【前回記事】
かかりつけ婦人科医Dr. Sami Bassim
2021年2月15日に、かかりつけ婦人科医Dr. Samiの元を訪れました。
ここは不妊治療も扱っており、不妊外来の初期カウンセリングは事前に電話予約をして、€100自費になります。
不妊治療で必要な初期検査や、治療方針、治療段階について説明を受けました。
段階としては、
の順番で行っていくとのことでした。
Dr. Sami では、上記③番までしかできないとのことで、卵管造影検査や体外受精の段階になったら、他の大きな不妊治療クリニックへ行かないといけないそうです。
私の場合、上記②番の排卵検査は毎月自分で行っていて、排卵時期にしっかり反応が出ていた旨を伝えることで良しとされました。
夫の男性不妊疑惑浮上…!!
まず私のホルモン採血結果が届きました。
基準値を少し上回っていたのが『テストステロン(男性ホルモン)』!
女性にも必要なホルモンということは知っていましたが、基準値を超えている場合、何かしら不妊の原因になるのか気になりGoogleで調べましたが、特に深刻な情報は出てきませんでした。
(トレーニングのしすぎでしょうか…笑)
そして夫の精子検査の結果。
『OAT症候群』と検査結果に記載されているではありませんか!!
夫はすぐさまGoogleで検索しまくり、自分の精子が無能かもしれない…と言って、ものすごく落ち込んでいました。
とは言いつつ、私たちは素人、勝手に決めつけるわけにもいかないので、Dr. Samiの元へすぐ検査データを持っていきました。
Dr. Sami 曰く、
と説明を受けました。
この話を聞いて、なぜ結婚して2年も子供ができる兆しが一向になかったのか腑に落ち、夫には申し訳ないのですが、原因がわかって少し安堵したのを覚えています(^^;
泌尿器科Dr. の衝撃な言葉
泌尿器科を一人で受診した夫から聞かされたのは衝撃な言葉でした。
先生が『1回目の精子検査で精子の動きが悪いのは良くあることで、2回目検査したら動きが良くなってる事例もたくさんある。君たちが子供を授かれなかったのはただアンラッキーだったんだよ。』って笑って言ってた。
確かに、精子検査を1回しただけで確定できないことや、2回目の検査で精子の動きが良くなる事例があることは私も知っていました。
でも、だからって『ただアンラッキーだった』と笑いながら言われたことに、少し悲しくなりました。
おそらく『大丈夫だよ、まだ自然妊娠の希望はあるよ!』という前向きな意味合いだと思うんですが、私自身が夫の結果を知って少しネガティブになっていたんですよね(^^;
夫のホルモン検査の採血を追加で出され、精子の動きをよくする薬を処方してもらい、3ヵ月間排卵の週に夫が服用してタイミングをとり、それでも妊娠しなければ体外受精をしてみてはどうかと説明を受けたそうです。
しかし私は今34歳で、去年Kinderwunschyentrumの不妊治療専門医による無料説明会で「35歳から妊娠率がガクッと落ちる」という話を聞いていたので、焦りを感じていました。
というのも、3ヵ月間処方された薬(自費な上に結構高い)を服用してタイミングをとっても授からなかった場合、そこから新たにKinderwunschへ予約をとってカウンセリング、事前検査…と諸々初期段階でものすごく時間がかかり、このままではあっという間に35歳になってしまう。
またオーストリアでは4回までの体外受精は国から70%補助が出ますが、34歳以下より35歳以上だと自己負担額が少し高くなります。
(詳しい体外受精の金額に関しては下記にまとめています)
夫と話し合った結果、Dr. Samiに事前に紹介してもらっていた、大きな不妊専門クリニックの門を叩くことにしました。
いざ Wunschbaby Institut Feichtinger へ!
引用:Wunschbaby Institut Feichtinger
インターネットで検索すると、15分間の無料個別相談会が開催されており、すぐ予約をとることができました。
私の採血データ、夫の採血データと精子検査データを念のため持参し、Dr.に直接相談した結果…
というお話でした!
面談をしてくださった女性の医師は、20年以上不妊治療専門医として働いているそうで、私たちの検査データをみて、
『二人とも年齢もまだ若いし、旦那さんの精子も怠け者なだけで受精能力も質も良いから、体外受精なら間違いなく1回で成功するわよ!』
と力強い言葉をいただけ、とても嬉しくなったと同時に心の底から希望を持つことができ、このクリニックで体外受精を受ける決意をしました。
体外受精に向けての検査
上記写真のチェックをしているところが、事前に必要な検査項目となっています。
上記全ての検査を行わないと、国から体外受精のための補助がおりないんだそうです。
全ての検査はWunschbaby Institut Feichtingerで行っていただけますが、もちろん各項目自費になります。
他の婦人科や泌尿器科・ラボラトリーを使用して検査もできますが、予約がスムーズに取れず全ての検査を終える前に、すでに受けていた検査結果の期限切れ(採血結果など)になってしまう可能性もあります。
検査をまた一からやり直しになるリスクがあるので、時間短縮とスムーズに事が進むよう、割高ですがWunschbaby Institut Feichtingerで全てやってもらうことにしました。
写真の各項目横に金額を記載していますが、トータル約€500ほどです。
※他のラボで既にいくつかの検査を受けている場合はもう少し安くなります。
まず1回目の検査は、次回の生理が来た日に予約をし夫婦ともにクリニックを受診します。
その際、夫は精子と持参します。(採精子カップはApothekeで購入できます)
2回目の検査は、生理が終わった後に予約をし、子宮などの検査があります。
諸々検査を終えてから、Dr. と今後の治療方針(体外受精)についてカウンセリングをしていくそうですが、まだ検査を受ける前なので、事が進み次第またブログにアップしたいと思います!
体外受精に関しての費用
こちらもWunschbaby Institut Feichtingerのサイトをみていただければ掲載されていますが、備忘録がてらブログにもまとめておきます!
処理 | 年齢層 | 費用 | あなたの費用 |
IVF | 35歳未満の女性 | €2,717.28 | €815.18 |
ICSI | 35歳未満の女性 | €3,008.46 | €902.53 |
IVF | 35〜40歳の女性 | €2,899.96 | €869.98 |
ICSI | 35〜40歳の女性 | €3,191.14 | €957.34 |
引用:Wunschbaby Institut Feichtinger
- IVF:体外受精
- ICSI:顕微授精
私の場合、国から補助が出れば1回の体外受精に約€815自己負担があります。+検査・診察代は別途自己負担。(※あくまで目安です)
年齢や顕微授精によっても金額は変わってくるので、もし将来的にIVFやICSIを考えていらっしゃる方は、担当のDr. とカウンセリングでよく話し合ってみてください☺
さいごに…
やっと不妊治療に踏み出せる段階へとやってこれました(笑)
ここまでの道のり…2年近く自然妊娠をトライしてみたり、コロナによってなかなか不妊外来へ行けなかったりとスムーズではありませんでした。
しかし妊娠できなかった原因がわかり(まだ私が採血検査しかできていないので、一概に夫の男性不妊が原因とは言い切れませんが…)、半年~1年自然妊娠をトライしてみても授かれない場合、やはり早めに不妊治療専門医を訪ねて検査することが一番だな…と実感しました。
私の希望としては、国の補助がおりる4回までトライしてみたいのですが、夫は1回しかトライしないと意見がわかれていて、金銭面のこともあるので、まずは体外受精1回目にかけてみようと思っています!
また検査が全て終わった後、治療方針が変わる可能性もありますが、その時はまたブログにあげていきますね!
次回記事