ウィーンの日本人妻は見た~夫はドイツ人~

平成29年にひょんなことがきっかけでフィリピンのセブ島へ人生初の語学留学と海外旅行をすることになり、その後ドイツ人の夫と出会って、翌年1月1日からウィーンで結婚生活を送っているシータです。ここでは国際結婚(オーストリア)に必要な段取りや手順、ウィーンでの暮らし、不妊治療、トレーニングやボディメイク・スポーツフード、ホームネイルサロンについて紹介していきます!

オーストリアで不妊治療(16)~2回目の採卵~

 

 

 

こんにちは、シータです!

 

2022年1月14日から2回目の採卵周期に突入しました☺

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この記事では、2回目の採卵周期の流れと採卵時・採卵後の症状についてまとめています。

【関連する過去記事】

shitanblog.hatenablog.com

shitanblog.hatenablog.com

【前回記事】

shitanblog.hatenablog.com

 

 

 

 

2回目の採卵周期スケジュール

生理をコントロールするPrimasistanを2021年12月31日~2022年1月9日まで1日3回服用し、1月13日に生理がきたため、14日から採卵周期スケジュールへ突入しました。

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  • Puregon注射:100単位を14~20日までの7日間、50単位を21~25日までの5日間、再度100単位を26~31日までの6日間
  • Menopur(75)注射:21~31日までの11日間
  • Orgalutran注射:20~31日までの12日間
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1回目の採卵では、Puregon120単位を7日間、その後25単位を3日間で採卵できましたが、

今回は前回OHSSになったため最初からPuregonの単位を減らして開始したため、卵胞の育ちが遅く先生も頭を悩ませていました。

 

卵巣刺激を強めるとOHSSのリスクが高くなり、刺激を弱めると卵胞の育ちが著しいという問題。

1月26日のエコー診察の時点で、20㎜を超えた卵巣は1個、18㎜は2個、14㎜前後5~6個、残り多数は小さいものがゴロゴロでした。

前回は15個採卵でき、そのうち9個が受精、胚盤胞まで残ったのはたったの4個でした。

今の段階でも採卵はできますが、とれる卵子が少ない場合、胚盤胞まで育つ受精卵はかなり少なくなることが予想できます。

そのため夫と話し合い、もし今回8~10個以上とれそうにない場合はキャンセルしようという話になりました。

せっかく最後のIVF-Fondsを使用して採卵するので、胚盤胞ができなければ全て無駄になってしまいます。

 

採卵日確定

1月18日の診察でようやく採卵日が確定しました!

先生曰く、10個は確実にとれるということで、2月2日11時半に採卵することに。

前回同様OHSS予防でトリガーはDecapeptylを2本の指示、18日の注射は合計5本になりました(笑)

f:id:shitanblog:20210603023202j:plainずっと太ももに注射していたので、太ももは注射痕だらけ(^^;

 

 

採卵当日

2月2日、愛猫に朝4時に起こされ睡眠不足の中クリニックへ(笑)

9時頃から排卵痛のような激しい腹痛があり、歩くたびに激痛でした。

おそらく卵巣がパンパンだったんだと思います(^^;

 

11時にクリニックへ到着し、術衣に着替えて点滴ルートをとった後、すぐさまオペ室へ連れていかれました。

静脈麻酔による全身麻酔なのでリカバリールームへ帰ってきた記憶はないのですが、夫曰く11時40分頃には帰室したとのことだったので、かなり早く採卵が終わったのだと思います。

今回はなんと18個もとれました!(前回は15個)

あんなに育ちが遅かったくせに、ホルモンはぎりぎりで頑張ってくれたようです♡(笑)

帰室してから1時間ほど寝ていたようで、帰りはまだふらふらしていたのでUberタクシーを使って帰宅しました(^^)

もちろん麻酔がきれた後はお腹が痛かったので、痛み止めと処方された抗生剤も服用し、ほぼ1日寝ていました。

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採卵後1日目

腹痛は動くときに少しありましたが、びっくりするほどお腹の張りはありませんでした。

過去の採卵後記事を読み返しましたが、採卵前から採卵後の症状やお腹の張り具合など全く一致せず、今回はOHSSにならずに済みそう♪と安堵しました。

クリニックのラボラトリーから電話がきて、18個中12個受精した旨を伝えられました♡

その受精卵たちを5日間培養し胚盤胞まで育てるので、このあと何個残るかはわかりませんが、無事胚盤胞までたどり着いた卵はのちに染色体異常検査を受けることになります。

 

採卵後2~3日目

お腹の痛みもほとんどなく、痛み止めを使用しなくても日常生活を送れるようになりました。

お腹の張りも全くなし!

トイレ時、少しティッシュに血が付着しましたが、腹痛は無いので様子見にしました。

お通じも通常通り出るし、食欲もあります(笑)

OHSSのリスクは免れたと実感しました♪♪

プロテインシェイクは朝50g、夜50gで飲用し、食事もタンパク質と野菜中心で摂取していました(^^)

体調が良かったので、採卵後3日目からネイルのお仕事も再開しました♡

 

採卵後5~6日目

なんと採卵後5日目で生理が来ました(笑)

今回めちゃくちゃ早いです!!

すぐクリニックへ電話し、翌日診察へ。

遺残卵胞・黄体化未破裂卵胞なのかわかりませんが、20㎜超えの卵胞が3~4個くらい、30㎜超えが1個確認されました。

採卵後に生理が早く来ることはよくあることらしく、卵巣の腫れも特に問題なし、子宮内膜も生理2日目ですでに8㎜ありました。

2回目の自然周期移植で一度妊娠したので、同じプロトコールで4回目の移植周期へ突入です(^^)/

 

 

胚盤胞凍結結果

採卵後6日目、クリニック受診後にラボから電話があり、12個受精したのち8個胚盤胞まで育って凍結できたとのことでした!

1回目の採卵で4個しか胚盤胞にならなかったので、今回は好成績だと思います♡

現在、染色体異常検査(着床前診断)に出しており、その結果は1~2週間かかるそうです。

凍結した胚盤胞8個のうち、何個正常胚があるかドキドキしながら待ちたいと思います。

今回は最後のIVF-Fondsで2個移植をするつもりなので、最低でも正常胚が2個残ればいいな~という想いです(;^ω^)

 

 

追記:着床前診断結果と産み分けについて

2月15日、ラボから連絡あり

8個の胚盤胞のうち染色体異常のあった胚盤胞は、なんと1個だけでした!!

残り7個は正常胚盤胞です♡

正常胚が1~2個あればラッキーだなと思っていたので、予想を遥かに超える結果で夫と喜びました\( ^0^)/

これで妊娠の確率が上がる!!

しかし、正常胚を移植して確実に妊娠に至るわけではないので、ぬか喜びはしないでおきます(笑)

 

ちなみに、着床前診断をすると染色体の数を調べるので、性別も既にわかります。

アメリカでは着床前診断による産み分けができるので(Dr.曰く日本や中国も)、オーストリアでもできるのか確認したところ、

EUでは着床前診断による産み分けは禁止されているそうです!

胚盤胞を2つ戻す予定なので、可能なら男の子と女の子の胚盤胞を戻したかったのですが、

「国で禁止されているなら仕方ないね、自分たちのとこに来てくれるなら男男でも女女でも構わないし、天に任せて楽しみにしよう(笑)」

と夫と話しました(^^)

 

 

さいごに…

今回の採卵では恐れていたOHSSにもならず、生理も早く来てくれ、取れた卵胞も多く凍結できた胚盤胞も想像していたより多いという、嬉しい出来事ばかりでした!

泣きまくった1回目の採卵前後とは大違いの心境(笑)

 

国際結婚記事を読んでくれている方は知っていると思いますが、まさにあの時のように、上手く物事が進まないときはそのタイミングではない、トントンと進むときは上手くいくタイミングの予兆だと信じ、

今回はスムーズに物事がすすんでいるので、移植・妊娠も上手くいきそうな気がします♡

期待はしすぎず、悔いのないようにできることをしっかりと、体調に気をつけて移植に臨みたいと思います!

 

【次回記事】

shitanblog.hatenablog.com