こんにちは、ウィーンのネイルサロン *Luana Melia* SHIHOです。
みなさん、グリーンネイルって知っていますか?
ジェルネイルをすることにより、細菌に繁殖されてしまった自爪のことを言います。
さらにジェルネイルをされている60%の方が、グリーンネイル予備軍と言われています!
正しい知識を持ってジェルネイルをすることでグリーンネイルは予防できますので、
今回はグリーンネイルについてわかりやすくお話していきたいと思います!
- グリーンネイルとは
- グリーンネイルの原因
- グリーンネイルの症状
- グリーンネイルは人にうつる?
- グリーンネイルの治し方
- グリーンネイルの予防法
- いつからジェルネイルできる?
- 当サロンの衛生管理について
- さいごに…
グリーンネイルとは
グリーンネイルは、緑膿菌の感染で爪の表面が緑色や黒色になってしまう症状です。
実は緑膿菌は、水回り、土の中、ごく身近に存在している菌で、人間の体のさまざまな部分にも存在している常在菌です。
緑膿菌の出す代謝物の色が*緑色*なので「カビ(真菌)」と勘違いされやすいのですが、緑膿菌は細菌です。
爪の表面に緑膿菌が繁殖しても、全身の感染症を引き起こすことはなく、健康な方であればほとんど影響を受けません。
グリーンネイルの原因
ジェルネイルと自爪の隙間に緑膿菌が繁殖する
心あたりはありませんか?
- 浮いてきているジェルをそのままにしている
- ジェルの付け替え期間を守っていない(3~4週以上)
- ジェルをしたまま自分で爪切りで爪を切っている
ジェルが浮いてしまうと、ジェルと自爪の隙間に水が入りこみ、湿度の高い環境ができます。
グリーンネイルの原因「緑膿菌」はこのような環境を好み、次第に繁殖していきます。
ネイルが浮いてしまったら、そのまま放置せずにサロンでオフすることが大切です。
はたから見てジェルが浮いていないと思っていても、ジェルは施術後から徐々に劣化が始まり、目に見えない小さな隙間が発生します。
そのため当サロンでは、通常のネイルの付け替えを約3~4週間と推奨しています。
付け替え期間は個人差があります。
3~4週前に浮いてしてしまった場合は、必ずオフにいらしてください。
オフに来るタイミングがない場合は、アセトンを使用してセルフ除去をおススメします。
※自分で爪切りで切ると、ジェルと爪の間に100%隙間が生じグリーンネイルになるリスクが高まります
※ジェルネイルと爪の隙間を埋めるためにグルーを使用する方もいらっしゃいますが、こちらもグリーンネイルのリスクが高くなるのでおやめください
免疫力の低下
健康な身体の人は抵抗力があるので緑膿菌に感染しづらいですが、免疫力が低下した人は緑膿菌に感染する確率が高くなります。
- 疲れている
- ストレスが強い
- 風邪をひいている
- 生活環境が悪い時(昼夜逆転・栄養の偏りなど)
- 腸内環境が悪い(便秘・下痢が続く)
本来、グリーンネイルが人や他の指にうつることはありません。
もしグリーンネイルを1本発見して次第に2本、3本と増えてきた場合は、体自体が弱っていて緑膿菌に感染しやすい環境ができてしまっている可能性があります。
「ネイルをオフしたのに繰り返しグリーンネイルになってしまう」という方は、体や心が健康な状態にあるかも考えてみましょう。
手汗をかく/水仕事が多い
手汗をかきやすく手指が湿っぽくなりやすい人や水仕事が多い人は、グリーンネイルを引き起こしやすくなる傾向にあります。
特に梅雨時期や夏場などは常に手指が湿っている状態になるため、こまめな手洗いと除菌を心掛けて手指を清潔に保ちましょう。
夏場はプールや海などに行く機会も増えるかもしれません。
見た目で浮いていなくても、ジェルの劣化による目に見えない小さな浮きから水が入り込むことがあります。
夏場は通常より早い付け替えをおススメします。
パソコンをよく使う
パソコンを打つときの爪先へのダメージは意外と大きく、毎日繰り返しているとネイルが浮きやすくなり、そこからグリーンネイルにつながる恐れがあります。
パソコンを打つときは爪先が当たらないように注意するなど、爪先へのダメージを軽減する工夫をしましょう。
グリーンネイルの症状
グリーンネイルは、爪が緑色や黒色になってしまう症状のことです。
痒みや痛みなどの自覚症状がほどんどないので、ネイルをしていると気づかないことが多いといわれています。
グリーンネイルが軽度の場合は、爪が緑色になる程度です。
炎症を引き起こすこともないので、ネイルをオフしないと気づきにくいといえるでしょう。
重度の場合は、爪の色が緑から黒色へと変わっていきます。
また患部が可能すると濃が発生し腐敗臭を感じたり、さらに悪化すると爪の割れや剥がれの要因にもなるため予防が大切です。
グリーンネイルは人にうつる?
人から人へ、爪から爪へうつることはありません。
緑膿菌自体は常在菌で人の身体のあらゆる場所に存在しているため、グリーンネイルになったからといってその菌が他の人にうつって繁殖するということはありません。
衛生面が保たれていて、健康面に不安がなければグリーンネイルになる心配はないといえます。
しかしネイル施術後衛生状態が悪かったり、湿気の多い状態が続くなどの条件がそろった場合は、グリーンネイルになる可能性があります。
グリーンネイルになるのはあくまでも衛生環境や健康面に問題がある場合であるため、人にうつるものではないと覚えておきましょう。
グリーンネイルの治し方
自然治癒することもある
グリーンネイルは、ジェルが浮いたところから感染した緑膿菌の増殖が原因かつ軽度であれば、自然に治癒する可能性があります。
グリーンネイルの爪はすべてジェルオフし、自爪のまま緑色になっている部分がのびきるまでそのままの状態で過ごします。
この期間中は消毒や薬を使用せず基本的に放置でも問題はありませんが、手を洗った際は水分をしっかりふき取るようにしましょう。
そうすることでグリーンネイルを自然に治すことができます。
医療機関を受診する
- グリーンネイルが重度の症状
- 他の爪疾患を併発している
- グリーンネイルが治っても何度も繰り返す
上記に当てはまる方は、必ず医療機関を受診してください。
グリーンネイルの予防法
こまめに爪をケアし、清潔を保つ
グリーンネイルを引き起こさないためには、こまめな爪のケアと清潔な状況を保つことが大切です。
前述したように、緑膿菌は目に見えないほどのごくわずかな隙間があるとそこで繁殖し、グリーンネイルを引き起こします。
このわずかな隙間をつくってしまわないためにも、ジェルネイルは付け替え周期を守るようにしましょう。(約3~4週間)
免疫力を低下させないようにする
グリーンネイルを防ぐには、免疫力の低下にも気をつけなければなりません。
- 睡眠不足
- ストレス
- 疲れ
- 食事の偏り
- 妊娠中
なども免疫力の低下につながります。
心も身体も元気でいられるよう普段から規則正しい生活を送り、体調を整えることも予防策となります。
いつからジェルネイルできる?
緑色の部分が伸びて切り落とせるようになるまでは、ジェルネイル・ネイルポリッシュはできません。
個人差はありますが、爪は1ヵ月で約3㎜のびます。
爪のどの位置にグリーンネイルが出現したかにもよりますが、生え変わるまで大体3~4ヵ月はジェルネイルまたはネイルポリッシュができないでしょう。
当サロンの衛生管理について
当サロンでは、施術中の手指消毒を頻回に行い、一人のお客様毎に以下の方法で洗浄・消毒を行っています。
- 超音波洗浄
- エタノール消毒
- UVライトで60分照射
- 熱湯消毒60分
- 洗濯
- 次亜塩素ナトリウムつけ置き60分
- UVライト付きのタオルウォーマー使用
機械類、机、椅子、ライト類全てエタノール消毒してます。
グリーンネイルのお客様の対応した後は、使用したファイル・ビット類の処分も行ってます。
またJNA(日本ネイリスト協会)認証ネイルサロン衛生管理士の資格と日本の看護師国家資格を所持しており、看護師としては現場経験も12年あります。
当サロンでの衛生管理につきましては、安心して施術を受けていただけたら幸いです。
さいごに…
ジェルネイルをしている方は、今までなったことないから大丈夫と思っていても、前述した要因が重なると誰でも発症する可能性があります。
一度グリーンネイルになってしまうと、長期間ジェルネイルをお休みしなければなりません。
付け替え周期を守り、もし浮きや剥がれを発見した場合はすぐに補修へいらしてください。
爪への負荷や心身ともに衛生面に注意しながら、健康で美しいネイルを楽しみましょう。
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